渡 辺 武 彦 建 築 設 計 事 務 所
 Takehiko  Watanabe  Architect  & Associates              
 〒733-0821 広島市西区庚午北2丁目1-4山木グリーンビル602
TEL:082-273-9581  FAX:082-273-8528
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 若木台の家 「木造2階建」        

 敷地は、30年以上も前に総合計画された団地の一画で 本計画まで手つかずの土地だった。この住宅の家族構成は、夫婦,息子(30代),祖母という3世代
住宅として建てられた。当事務所が2001年に設計した環境デザインMiyuri企画のアトリエと茶房(コンクリート化粧打ち放し平屋建て)を数回に渡り見学
され、ボールト屋根木のデッキと自然の中にとけ込んだ空間に魅せられ、それを本住宅(木造)の中にぜひ取り入れたいとの要望と共に依頼を受けた。
東、西、南三方に隣家が隣接し、本敷地が隣家にとっては長年緩衝地としての役割を果たしてきたと思われるその中に新たに埋め込まれる建物は、設計者
としては施主と隣家との今後の関係を考え、配慮が必要だった。建物は、267㎡(80坪)の敷地の中に、木造2階建のコートハウスとして計画された。
 家族の要望である
「自然の中にとけ込んだ住まい」を表現するために前面道路側は、木製パーゴラを配し、蔓植物で覆い、広くとられたコートは、樹木や
花壇で緑化を計画中である。建物内部は、四季の移ろいを感じられるように、コート側は全てトーメイガラスで仕切られ、2階は全て屋根がトーメイガラス
の欄間で切り離され、1階の吹抜からも空が見え、屋根が浮遊しているような又 1日の移ろいが、感じられるように設計されている。夜には、2階の
4面の欄間から生活の明かりが漏れ、仕事帰りや道行く人々のほっとする空間として、又団地のオブジェとして楽しんでいただけたらと思っている.。
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