渡 辺 武 彦 建 築 設 計 事 務 所
 Takehiko  Watanabe  Architect  & Associates              
         
〒733-0821 広島市西区庚午北2丁目1-4山木グリーンビル602
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                  津屋崎の家鉄筋コンクリート造2階建一部鉄骨造」  

 暖炉と大テーブル・ステージ付きの多目的空間のある家
玄関ホールが大きく、そこを中心にプライベートスペース(個室部) とパブリックスペース(多目的室)がはっきり分けられている。
 両スペースは外部空間とすぐに同レベルで室内から出られるように木のデッキが広がっている。一部は庭に突き出しており、月見や、花見の場として
利用される。多目的室と名付けられたこの部屋は、住人のライフスタイルを象徴する利用がされている。床に段差があり、大テーブル(4m)は椅子と
座卓用に席が分けられ、来客にとっても足の悪い人、高齢者用に席が選択できるようになっている。又オーナーの要望もあり、対面キッチンはさらに一段
下がり、台所で立ったまま座った家族や来客と目線の高さが一緒になるように設計されている。来客は全てが家族の一員として迎えたいとの意向もあり、
台所の中に入ってもらったり、一段高い場所がステージとして使用されたり、大テーブルは脚を付けて高くも、外して低くも、パーティ等のスタイルで
有効に利用されている。暖炉は暖をとるというよりも、火を楽しむ事が目的で設置され、冬は薪を燃やし、焼き芋やその他の調理用にも利用される。
子供達にとってたまらない遊びの空間の道具にもなっている
30年以上の年月が過ぎ、子供達も独立したこの家は、建築主の手入れにより
出来た素晴らしい自然の庭に囲まれた憩の場所になっている。
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