| 薬膳茶処のお店である。オーナーが抱き続けてきた癒しの空間をどのように表現するかがテーマであった。 設計者は素材と形態にこだわり、床・壁・天井共自然素材の質感を出す商品を吟味し、部位別に適材品が採用された。又形態としてアジアンチック な空間を格子で表現することとし、天井及び厨房との間仕切格子の構成やモジュールにこだわった。 内外の家具は本店舗のオリジナルで、内部のテーブル、入口のラックそして外部道路側の駒寄せや、入口両サイドの植栽用架台等、全てが 内外空間のつながりを意識し、格子をテーマにしたデザインでまとめられている。そして色彩については家具を含め全ての構成材は黒を基調とし、 厨房との間仕切格子の見込部分や腰棚の小口、及び大テーブルの柱脚、店内入口ラックの天端が赤で、小テーブルの天端、ラック棚及び外部架台 の棚板が紺、そしてラック、架台の構成材小口は黄と、それぞれ三原色がバランス良く配され、ヨーロッパ情緒も感じられる。 内外の緑化については、造園家とより癒しの空間を高めるような構成を選択し、将来の成長と共に来客の感性を刺激するように試みられ、 薬膳茶処のこだわりの空間が完成している。 「works一覧」に戻る |
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